2018年6月1日金曜日

BOOK 「死神の浮力」 著者:伊坂幸太郎 



BOOK



「死神の浮力」




著者:伊坂幸太郎



文春文庫


娘を殺された犯人に復讐をしようとする山野辺夫婦。

そこに現れたのが「死神の千葉」が現れる。

千葉の仕事は人間界での対象者を1週間調査をし「生か死」の判断するのが仕事。

人間と価値基準が全く違う死神の千葉は同情や情状酌量などの発想がない。

ちなみに死神の人間界での一番好きなものは「音楽を聴く事」

最も嫌いなものは「交通渋滞」 

長年生きている死神は参勤交代での大名行列渋滞は悲惨だと 

現代人からすると何を冗談を・・。

一方 犯人の本城は 巧妙に冷淡に 殺人を楽しむ。

そこに 後悔や罪の意識は全くない。

それどころか 被害者の両親が犯人に成る様巧妙な罠を仕掛けてきます。

いつでも殺せる被害者夫婦をもてあそぶ。

それはゲームを楽しむ様。 

人間はいつか死ぬ。 死は怖いもの。

でも今ではない。 ではいつ?

死に対峙した時の人間の弱さと強さを シリアスに表現しつつ「死神」の価値感を通じコミカルに微妙な温度で伝わってきます。



 


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